スロージューサーおすすめ食材「人参」の栄養や効能とは?

スロージューサーおすすめ食材「人参」の栄養や効能とは?

スロージューサーおすすめ食材「人参」の栄養や効能とは?

野菜や果物を使ったジュースといえば、どのようなものを材料として思い描きますか。市販の野菜ジュースに必ずといってよいほど使われているものといえば、人参ではないでしょうか。人参にはさまざまな栄養が含まれており、スロージューサーで調理して摂取するのもおすすめです。

人参の栄養素や効果的な摂取方法について知り、スロージューサーで効率的に人参を摂取しませんか。人参を上手に摂取して、健康で美しいからだを作りましょう。

人参はβカロテンの含有量が非常に高い

人参に含まれる栄養成分として、βカロテン、ナトリウム、カリウム、食物繊維などがあげられますが、特に豊富に含まれているのが「βカロテン」です。一般的な人参はきれいなオレンジ色をしているのが特徴ですが、これはβカロテンが黄橙色であることによります。

そのβカロテンの含有量ですが、可食部100グラムあたりで西洋かぼちゃやほうれん草の倍以上、8000マイクログラムもあり、緑黄色野菜の中でも抜きん出て高いです。この栄養素はがんの発生を抑える効果があるほか、体内に入ると肌荒れ防止や目の健康に効果があるビタミンAに変換されます。

これらの栄養を摂取する方法としては、生のままジュースにすることが最も効率的です。またジュースにしない場合は、皮付きのまま炒め物や揚げ物などにすることもおすすめです。理由として、βカロテンは皮にも豊富に含まれていること、油での加熱調理によって体内での吸収率が高くなることがあげられます。

人参にはカリウムが含まれる

人参は、生の皮つきの人参に100gあたり300mgのカリウムを含みます。また生の皮つきの金時人参100gあたり540mgのカリウムを、さらに葉の部分100gあたりにも510mgのカリウムを含んでいるのです。
葉の部分がついた人参が手に入るのなら、捨ててしまわずにサラダにでも入れてみてもよいでしょう。

カリウムは体内の余分なナトリウムを排出する働きがあります。これにより血圧を下げる酵素が増えます。減塩効果もあるので、高血圧の予防や改善には最適の食品です。

人参は食物繊維が豊富

人参は、食物繊維も豊富です。食物繊維は、不溶性と水溶性があり、どちらも身体にとって大切なものです。人参には、このふたつの食物繊維が含まれています。

食物繊維は腸の働きを良くし、便秘解消に効果的なので、毎日必要量を摂りたいものです。便秘が解消すると、美肌効果が期待でき、スッキリとしたからだ作りにも繋がります。
人参の食物繊維はこれらに一役買ってくれます。
生でももちろん食べられますし、ゆでたり煮たり焼いたりしても、食物繊維の量はほとんど変わりません。そのため、人参は色々な料理に活かすことができて便利です。皮や葉にも食物繊維が多いので、ジュースにして丸ごと摂ると尚よいでしょう。

東洋系人参にはリコピンが含まれる

人参の中でも、東洋系人参にはリコピンがたくさん含まれています。東洋系人参の特徴や食べるメリット、それにリコピンの効果などについてご紹介していきましょう。

東洋系人参は中国で改良され、16世紀に日本に伝わりました。東洋系人参の一種の金時人参は京野菜の一つに数えられます。夏に種を撒いて秋から冬にかけて大きくなります。色が赤く大きさは30センチくらいで大きいです。
人参独特のにおいは少なく、柔らかくて甘みが強い食感です。金時人参にたくさん含まれているリコピンは抗酸化作用があるので、血流改善や美肌など、美と健康によい働きをします。鮮やかな赤色であることも関係して、関西で正月料理によく使われます。栽培することが難しくあまり生産されておらず、11〜12月に販売されていることが多いです。西洋人参よりも味が濃くて、加熱しても煮崩れしにくい特徴があります。

人参に含まれる栄養とその効果まとめ

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日常的に食べることの多い野菜である人参ですが、実はさまざまな栄養が含まれており、それぞれ期待できる効果も異なることをご紹介してきました。人参にはどのような栄養があるのかをおさらいしていきましょう。

人参のオレンジ色の正体は、βカロテンです。βカロテンは、がんの発生を抑える効果があるほか、肌荒れ防止や目の健康にも関係します。

人参はカリウムや食物繊維も豊富な食材です。カリウムはナトリウムの排出に関わる成分であり、高血圧を改善したい方にはおすすめです。また、食物繊維が豊富であるため、腸内環境を整えるのにもよいでしょう。

人参の中でも金時人参のような東洋系人参にはリコピンも多いので、積極的に摂取してみましょう。
スロージューサーを使って自分好みの人参ジュースを作り、健康な体づくりに活かしてみてはいかがでしょうか。